TX080 UAVシステムの進化

 今年11月の中間選挙戦を前にして、まったく信用を無くしてしまったバイデン大統領とその政権は、米中央情報局(CIA)が実行したザワヒリ暗殺計画が成功したと発表しています。アフガン撤退の大失敗で威信を無くし、その後迷走を続けるバイデンのリーダーシップを、選挙を前にして何とか挽回しようとする意図が丸見えの演説を昨日メディアメジャーが取り扱っていました。今回は、この暗殺に使われた、兵器としての無人機システム関連の技術について情報提供します。まずは、日経ワシントン駐在の中村氏の報告サマリーから。

 “米政府高官によると、米国は現地時間7月31日早朝にアフガンの首都カブールの市街地の隠れ家のバルコニーでザワヒリ容疑者を殺害したと報道しました。米メディアは、米中央情報局が作戦を実行し、無人機(UAV)から2発の空対地ミサイル「ヘルファイア」を発射し、死傷者はザワヒリ容疑者だけだと報道しています。米政府高官は、イスラム原理主義組織タリバンの一派である武闘派グループ「ハッカニ・ネットワーク」が、ザワヒリ容疑者の居住地を把握していたと言及しています。そして、このメンバーが容疑者の家族を別の場所に移動させたとも説明しました。”

 すでに、トランプ時代に殺害された便螺鈿(ビンラデン)の右の座っている人物が、今回UAVから発射されたミサイルで殺害されたザワヒリ(写真は、ロイター提供 2001年11月)

 日経のこの記事に対して、池内恵東京大学先端科学技術研究センター 教授の分析・考察・コメントを述べておられます。

 ”ザワーヒリは最古参のジハード主義者で、元来は「イスラム教徒でありながら不法な統治を行う自国の支配者を倒す」=「近い敵」論で、ジハード団の一員として1981年のサダト大統領暗殺に関わった。1980年大半ばに釈放されパキスタンに向かい、ソ連に占領されていたアフガニスタンを解放するジハード戦士を束ねていった。ここでサウジの資金を持ち込み人気が出たビン・ラーディンをザワーヒリは支え、グローバル・ジハードを確立した。9・11事件はその延長線上にある。ザワーヒリの死はグローバル・ジハードの時代に大きな区切りとなった。今はジハード主義者はまた、各国のイスラム教徒の「不義の支配者」と戦っている。”

 UAVシステムの活用が、今後ますます戦略戦術の主流になることが確実視されてきています。今回はこうした視点から、日本にも導入されつつある、ジェネラルアトミック社のUAV MQ-9 REAPERのビデオを紹介します。

  

MQ-9 REAPER: The Most Dangerous Military Drone on Earth

May 31, 2022: The Air Force MQ-9 REAPER drone will live to fight another day, or thousands of days, due to a clear service plan to employ the platform for at least the next fifteen years. The General Atomics MQ-9 Reaper (sometimes called PREDATOR B) is an unmanned aerial vehicle capable of remotely controlled or autonomous flight operations developed by General Atomics Aeronautical Systems primarily for the United States Air Force.

ついでに、関連ビデオもご覧いただけるように、下記にリストしています。

HH-60G Pave Hawk ►コンバット、サーチ&レスキューヘリ  https://youtu.be/iYYKXlqqfis こうした装備品に使われているテクノロジ―が、UAVシステムにもすべて装備されています。

Most Powerful Helicopter in the World ► Bell制のタクティカルヘリ、https://youtu.be/Bhgo-h0hftw

P-47 Thunderbolt ►タンクバスターとして登場した、サンダーボルト https://youtu.be/TKf2AfmdO64 イラクのタンクを破壊し続けました。こうした戦闘機能のUAVにもたせていす。

下記は、上記のような機能をますます向上させ、UAVシステムにインテグレートさせていくために、ジェネラルアトミック社は、エンジニアリング&テクニカル・サービス契約を獲得しています。下記が発表されている契約内容です。

General Atomics Aeronautical Systems Inc., Poway, California, was awarded a $456,246,389 cost-plus-fixed-fee contract for engineering and technical services required to accomplish research, development, integration, test, sustainment and operation for unmanned aircraft systems. Bids were solicited via the internet with one received. Work locations and funding will be determined with each order, with an estimated completion date of July 27, 2027. U.S. Army Contracting Command, Redstone Arsenal, Alabama, is the contracting activity (W31P4Q-22-D-0025).

米国国防長官付で発表されているPDF ドキュメント“Unmanned Aircraft System Roadmap 2005 – 2030”もご一読ください。また参考資料として保存ください。

さらに、下記のサイトにアクセスし、”2020-2021 Weapon Systems Handbook“のPDF ファイルをご覧ください。全部で400ページ以上になりますが、米国が保有する兵器の詳細が一覧できます。参考資料としての保存版としてお使いください

https://www.army.mil/e2/downloads/rv7/2020-2021_Weapon_Systems_Handbook.pdf

Best regards,
Shoichi Sugiyama, Ph.D.

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